2017年10月05日

イートインはもう古い?

「グローサラント」ってご存知ですか?


先日、9月20日にグランドオープンした「イオンモール神戸南」に行って来ました。


神戸市営地下鉄の海岸線の中央市場前駅直結なので
私の事務所がある元町(みなと元町駅)からもすぐに行けて
とても便利。


さて、その「イオンモール神戸南」に視察に行って
感じたことと言いますと
「また食べに行きたい!」


えっ?
「食べに行きたい?」

そうなんです。

買い物に行きたい・・・ではなく
「食べに行きたい」です。


スーパーは食材を買う場所。
ここ数年はスーパーに売っているお惣菜やお弁当、パンを買って食べる場所(=イートインコーナー)が
設置されている所が増えて来ましたが、
この「イオンモール神戸南」や最新型のスーパーは
店内で旬の食材をお薦めの調理法で楽しみ、
気に入った食材はその場で購入して自宅で再現できるような
スーパーと体験型レストランが一体化したお店が登場している。

「イートイン」の一歩先を行く新業態が「グローサラント」。


「グローサラント」とは
食品の販売店を意味する「グローサリーストア」と
「レストラン」を組み合わせた造語。

小売りと外食が組み合わさった業態で
アメリカではホールフーズ・マーケットなどの大手スーパーが展開しています。


お惣菜など買ったものを店内で食べる「イートイン」と異なり、
その場で調理してくれるため出来立ての味が楽しめます。

またテナントを誘致する「フードコート」に対し、
グローサラントは主にスーパー自らが店内で扱う食材を使った料理を提供する。

外食・中食・内食と食に関するすべてのニーズにこたえる形態。



イオンモール神戸南店は1階の食品売り場に
中央卸売市場の隣という立地を活かした新鮮な魚を
その場で調理して海鮮丼を食べることができるコーナーもあります。

完全な「グローサラント」という形態までは
いっていなかもしれませんが、
1階の食品売り場を歩いていると
お腹が空いてくる。

それに1階にも2階にも3階にも
食事ができるテナントが点在しており、
美味しそうな食が目に入るせいか、
すべてのお店に入ってみたくなる。

3階のフードコートまで含めて
毎日ランチに通いたくなる。

そんな雰囲気があるのが今どきのショッピングモール作りなんだと
思いました。


ランチタイムには
1階のイートインコーナーでお弁当を食べる人も多く、
これまでのスーパーの食品売り場のように食材を売っている
だけでは消費者の心は動かないのかな。

おそらく、
美味しいものを食べて買い物すると
余計なものも買ってしまう。


買い物をしている人の顔を見ていると
そんな風に感じました。


食べて美味しい!
⇒家でも作ってみようと思ってその食材を買う。


今後も
「グローサラント」的なお店が神戸に増えることを
期待しています。











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Posted by オガワマサヒロ at 11:00 │売上を上げるヒント!
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