2017年01月05日

なぜ初売りセールに人は動かされるのか?

おはようございます、小川です。


1月5日、寒の入りの「小寒」、
これから寒さが本格化するということです。

今日から仕事始めで
お正月休みもそろそろ終わりでしょうか。


私は休み下手で1月2日からブラブラ。
街の中のセールを見て回っていました。
見るだけです・・・笑


ここ数年、
元旦営業が当たり前になっていましたが、
昨年ぐらいから元旦はお休みにして
2日から営業するお店も増えましたね。

そんな初売りセールに多くの人が買い物をしているのを見て
私自身もついつい購買意欲がそそられました。



なぜ初売りセールに人は動かされるのか?




ではなぜこんなにもバーゲンセールに多くの人が
購買意欲をそそられるのでしょうか?




なぜ初売りセールに人は動かされるのか?




それは「アンカリングの法則」
という消費者心理を
動かす要素が盛り込まれているからです。


アンカリングの法則とは
最初に提示された価格が印象に強く残ってしまい、
意思決定や判断に影響をおよぼす傾向のことです。

例えば50,000円の腕時計が
50%オフで25,000円になっています!
と定価の金額から大幅に値引きされていると示されると
私たちはとても得した気分になりますよね。
まさに下記の図のようなイメージです。



なぜ初売りセールに人は動かされるのか?
最初から25,000円となっているよりも




なぜ初売りセールに人は動かされるのか?
定価50,000円の時計が
セールで
25,000円になっている!
という方が
人は得した気分になりますよね。











私たちは特定の情報を重視しすぎる傾向にあります。

この心理の特徴をうまく活用しているのが、
アンカリング効果です。



買い物における意思決定の場面では、
最初に値札に示された定価が
価値判断の基準として設定され、
その後の判断を調整します。



なぜ初売りセールに人は動かされるのか?




定価が消されて
「〇%OFF」と赤札になっていれば
しかもそれがお店の中の商品がほぼ全品そうなっていれば
尚更、購買意欲が高まります。

初売りセールのお店が正にこの状態です。

しかも周りのお店も全店初売りセールをしているので
「今、買わなきゃ!」と強く思ってしまいます。


それに冒頭で述べた今日が寒の入りの小寒。

これから寒さが本格化するということで
1月&2月はまだまだ冬物が必要。
そんな中での冬物の大幅値引き。

しかも冬物は夏のセールと比べ
元々の値段が高いので
より一層得をした気分になる。









もちろん、販売する側は
ちゃんとルールを守って
当初の定価を基準にセールを行ってくださいね。



私も含め、
多くの人は
やっぱりバーゲンセールには
弱いね~




なぜ初売りセールに人は動かされるのか?








最後になりましたが、
アンカリングの語源の「アンカー」とは
船のイカリのことです。

船がイカリを下して
動かないようになって
その動ける範囲が基準となるようなイメージが語源でしょうか。

あまり語源を意識しすぎるとわからなくなるので
この辺でやめておきましょう(笑)






それでは
今日もいい一日を。


















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Posted by オガワマサヒロ at 08:45 │売上を上げるヒント!
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